SSブログ

2009年後半に読んだ本 その2 [本]

DSC01802b.JPG
 タイトルは去年のものですが、あけましておめでとうございます。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 年明け2日に滋賀の実家に帰省し、3泊ほどしてこちらに戻ってきました。
 北風がこたえるとても寒いお正月でしたが、天気だけは素晴らしくよくて、行きも帰りも新幹線の窓から雪を頂く富士山がくっきりと目に入ってきました。 車窓から見た富士、自分としては割りに上手く撮れたように思われますので、いつぞやの年もそうでしたが、縁起ものとしてちょっとおすそ分けです☆
 
 さて、新年のご挨拶はこれくらいにして、去年の残りの読書歴です。 と言っても、もうあまり残っていないのですけど、よろしければお付き合いください。

続きを読む


nice!(4)  コメント(2) 

2009年後半に読んだ本 その1 [本]

DSC01811b.JPG
 ・・・そろそろ2009年が終わりますね。

 今年は、精神面、身体面ともに、本当いろいろあって大変な一年でした。

 それでも、現在は結構体調が安定し、心も穏やかで、こうした状態でいられるのは、幸せでホントありがたいことだと思います。

 今年はまた、ドールハウス、豆本づくりなど、いくつか新しいことに挑戦したにもかかわらず、ほとんど中途半端で終わってしまった年でした。

 とくに読書の記事は、勢い込んで書き始めた割には、全く続かなかったことがとても心残りです。

 そこで、一年の最後くらいはと、読んだ本のタイトルくらいは記録しておこうと思い、記事を作ってみました。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

 最後になりましたが、こちらを時々覗いてくださる方、またお声を掛けてくださる皆様には、本当にありがとうございました。 

 こんな風に、進歩どころか、停滞、後退ばかりしているブログですが、来年も細々とマイペースで続けていきたいと思います。 お気が向いたら来年もどうぞよろしくお願いいたします。


続きを読む


nice!(3)  コメント(3) 

6月の読書歴 [本]

DSC00831b.JPG
 今頃どうよ?と思ったのですが、個人的な記録として載せておきます。 7月の分も、また8月半ば過ぎかななどと・・・。

 6月は、縫い物を再開したので、ぐっと読書量が減ってしまいました。
 その割には、気晴らしでしょっちゅう本屋に通っていたので、買った本自体は結構多かったんですよね。
 特に、画集や写真集のコーナーををうろうろしていたため気になる本が増えて、思わぬ出費に悲鳴を上げました。

 今回は、小説だけでなく、イラスト集やビジュアル本、マンガなども含めていろいろです。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

5月の読書歴 [本]

DSC00768c.JPG
 写真は、5月の初め近所の児童公園で撮った藤です。 
 今年は気温が高かったせいか、この時期には花はほとんど終わっていましたが、残り少ない貴重な一房を背伸びして撮りました。 

 今日は、この5月休んでいた間、家や病院や実家で読んだ本のことなど少し書いてみようと思います。

続きを読む


nice!(2)  コメント(5) 

夏も終わり・・・ [本]


 涼しくなったのはいいのですが、曇りがちのせいか今ひとつ元気が出ません。暑さに緊張した体が一気にゆるんだせいでしょうか。それでも、今朝は雲間から陽射しが少し覗きました。久しぶりに少し近くを散歩してもいいかもしれません。

 イベントが終わってから、気が抜けたようになって、本を読むのもDVD鑑賞も今ひとつです。が、2,3読んだ本の感想など少しだけ・・・
 ちょっと前に読み終わった恩田陸の『象と耳鳴り』-

象と耳鳴り

象と耳鳴り

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 単行本


 TSUTAYAで見つけて何気なく買ったので、全然期待していなかったのに、これがなかなか・・・意外な収穫でした!元敏腕の検事が年老いて遭遇した私的な出来事(=事件)の数々を短編に仕上げたサスペンスですが、謎解きの知的な面白さと、物語そのものの面白さ両方が味わえる、贅沢な小説でした。とくに最初の話、「曜変天目の夜」の深遠で静謐な世界・・・その題名の通り脳内に黒い宇宙がじわっと広がる陶酔感が。間に少し軽めのトリッキーな話が入り、最後に『Q&A』を思わせる一見関連性のなさそうな出来事の裏に潜む「何か」を暗示して、締めくくる・・・謎を謎のまま終わらせて余韻に浸らせるというテクニック、見事にハマりました。
 恩田陸の文章って、ダダイズム風の独特の間合いがあって、それがここちよいリズムを生み、いつの間にか引き込まれていきます。最初の出会いが『ユージニア』という不思議ノンジャンル小説だったということもあって、『麦の穂に沈む果実』『黄昏の百合の骨』等のキャラクター性が強い学園もの系統より、こういう硬質でクールな純ミステリー系の方が自分的にはポイントが高いんですよね。主人公が初老のロマンスグレーと言うところも、海外ミステリーのようなしゃれた感じがあって☆
 その他では、桐野夏生の『残虐記』-

残虐記 (新潮文庫 き 21-5)

残虐記 (新潮文庫 き 21-5)

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 文庫


 実際にあった少女監禁事件を題材にした小説。残酷なまでに冷静に人間の心理を描いていて、恐ろしさのあまり、ノンストップでイッキ読みしてしまいました。真実はどこにあったのかはどうでもいいのかもしれないと思わせるラスト、重いです。『柔らかい頬』など、人の心の荒野を描かせると右に出るものはないのではという桐野夏生の小説・・・これもまた小品ながら、あなどれない傑作でした。
 それから、『ネコを撮る』-

ネコを撮る

ネコを撮る

  • 作者: 岩合 光昭
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社出版局
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 新書


 これはちょっとしたヒマな折につまみ読み。猫写真を撮る人のみならず、猫ウォッチャーにもお役立ち♪岩合さんの撮った猫を見るだけでも心が癒されます~☆

 ミルクかき氷さん、また撮ってみました。金魚鉢は、やっぱりリーメントの和雑貨から。和雑貨、可愛い小物がたくさんでお気に入りです。難点は「サイズが小さい」ですが。でも、下駄、草履はmomokoにぴったりなんですよ♪


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。